シマノネのこと

※画像はゆいまーる沖縄さんより拝借

昨年5月頃から「琉球の自立」を理念に沖縄の工芸品の流通を行うゆいまーる沖縄さんのブランド・シマノネに参加させてもらっています。

シマノネとは「島の根っこ」。沖縄の身近な自然や、食文化、暮らし、祈りなどをモチーフにした模様を地域の人たちとともに作り、商品化するブランドです。初回は沖縄県立芸術大学の学生とともに12柄が、第2弾は久高島の人たちとともに3柄が作られ展開されています。商品は封筒やポチ袋などの紙ものとお菓子の箱などがメイン。

ぼくは奥田染工場の奥田さんからご紹介いただき、この模様をプリント生地にし製品化するお手伝いをしています。布選びから始まり、デザイナー、縫製工場、加工場、付属品の手配などもろもろ。ゆいまーるの鈴木社長の視点、考え方が素晴らしく、プロジェクトは想いを大切にした進め方をされて、手軽さや安さばかりが重視されることの多いものづくりとは一線どころか2つ3つ余裕で違うくらいの段階を踏んできました。

去年の7月には沖縄のゆいまーる本社に呼ばれて行き、9月には素材や工場を探しに岡山・西脇を訪問したり。そこで見つけてきた素材や出会ってきた人の手を経て2月5日〜7日のギフトショーで発表、3月からの店頭展開を予定して進めています。準備はいよいよ大詰め。

まだサンプル出来上がってもいないわけですが、正直、めちゃくちゃいいものになる気しかしていません。しかもこれはまだほんの最初の一歩でしかなく、この後の展開は夢のように拡がっています(ぼくの中では)

装いの庭では、イベントの企画だけではなくて、布とか繊維にまつわるプロダクトの開発はしていきたかったことです。最初のお仕事でこんなに素晴らしい機会をいただけたことにただただ感謝しています。これから発売までの期間、関わってくれている人や工場の紹介をしていければと思っています。ぜひ楽しみにしていてください。

シマノネのこと