「タグ折らないようにね」

こっそりとオンラインショップの準備を進めています。どういうショップで何を思って始めるのか、というのは、もう少し準備が進んでから改めて書きますが、心境の変化をとても感じたのがスタッフに対して自然と言っていた上のセリフ。

商品の撮影をしたりするときにすごく扱いに気を使うようになりました。タグを折らないようにめちゃくちゃ気にするんです。

恥を忍んでいうと、ものを丁寧に扱うのがかなり苦手な人間です。 (こう書いてしまうと多方面からお叱りを受けそうな気が、、) 実際幾度となく反省し、その度に気持ちを引き締め直してきました。けれど、なかなか治らない悪癖で。でも、今回はちょっと違う感じ。

この心境の変化の理由はいろいろあると思うのだけれど、ひとつ大きなものを挙げるとするなら、商品を「買取」で仕入れたことかもしれません。

自分で腹を括ってものを買うとこんなに心持ちが変わるのかと、恥ずかしながら初めて体験しています。付き合いのある作り手さんたちはいつも自腹で材料を仕入れて、時間をかけて作品をつくっている。買うことでようやく同じ目線で見れている気がします。

頼まれごとについつい応えてしまいがちで、リスクの取れない委託の案件が多いのですが、自分の腹で勝負するプロジェクトってとても大事ですね。

もう一つ悪い癖であるのが、最後まで仕事をやり切れないところ。この癖も今回ばかりは乗り越えられる、いや乗り越えないとまずい。今が克服のチャンスと覚悟を決めてがんばるつもりです。

「タグ折らないようにね」

少し前に「遠い太鼓」を読み返した。

村上春樹さんが3年間、ヨーロッパで暮らしたときの日々の記録。彼はこの期間の間に“あの”「ノルウェイの森」と「ダンス・ダンス・ダンス」を書きあげた。

なんとなく冒頭をめくっていて、このエッセイが37歳〜40歳までの間に書かれたことに気づいた。ぼくは今、36歳。自分は今あの人がこの本を書こうと思いたった年齢に差し掛かってるのだ。

本の中にはこう書かれている。

“四十歳というのはひとつの大きな転換点であって、それは何かをあとに置いていくことなのだ、と。そして、その精神的な組み換えが終わってしまったあとでは、好むと好まざるとにかかわらず、もうあともどりはできない。試してはみたけれどやはり気に入らないので、もう一度以前の状態に復帰します、ということはできない。それは前にしか進まない歯車なのだ。
ーーー僕の中で精神的な組み換えが行われてしまう前にーーー、何かひとつ仕事を残しておきたかった。”

転換点というのはぼくもいくつか経験している。
たとえば30歳。その年齢も僕の中では大きな転換点だった。
それを境に、20代のうちでは見えていなかった自分の能力の天井が見えた。昔はひとりでなんでもできるようになることを目指していたけれど、その天井を見てからは考え方を換えた。

40歳。自分にはどんな組み換えが待ってるだろうか。今まで特に予感はなかったけれど、読み返してから少し意識を向けるようになった。その組み換えが行われる前に、ぼくもまた何かひとつ仕事を残しておく必要があるんだろうな。

あなたと富士吉田を結う。youFUJIYOSHIDA、始動

FUJIHIMUROの運営元、ふじよしだ定住促進センターのサイトがyou FUJIYOSHIDAとしてリニューアル! 装いの庭のメンバーも記事を書いてます。

藤枝は当面の間はハタオリマチフェスティバルの舞台裏を書く予定です。連載タイトルが「富士吉田市のアートレビュー」なんだけど、大丈夫だろうか。。

記事一回目

記事二回目

記事三回目

記事はみんなで励まし合いながら肩肘張らずにありのままを書いてく方針。

考えていることを正確に伝えたくて、ついついくどくど書きたくなってしまいがちなところを、なるべくコンパクトに伝えるよう心がけています。続くようにがんばる。

ほかの人たちの記事もおもしろいです。何をやってるのか、パッと見ではわからない人たちの生態系がわかる。あの人は最近何やってんだ?って気になった人のをたまに見に行くのが正解です。

良いメンバーの中に混ぜてもらっているので気が向いたときに訪れてみてください。

あなたと富士吉田を結う。youFUJIYOSHIDA、始動

地域の中でつながる日常を、少しずつ。「氷室どよう市」を開催します。

毎月第3土曜日に富士吉田・西桂の織物工場の間で行っているオープンファクトリーに合わせ、小さなマーケットをFUJIHIMUROで開催していくことにしました。

織物工場を営む人の中には傍らに農作物を育て、半農半機の暮らしをしている方が多くいらっしゃいます。また山梨県内にはきれいな空気や水を頼りに農業を営んでいる方々もいます。

マーケットでは、そうした方々に生産品を販売する機会を提供し、地域で採れた野菜を地域の人が購入できる小さな循環を生んでいきます。小さな規模のマーケットは気軽に参加ができるため、地域でおもしろいことをやろうとしている人たちのプラットフォームにもなれたらと願っています。

まずは9月19日(土)10:00〜15:00にお試しで開催いたします。会場はFUJIHIMUROの広場です。

感染症の影響がありますが、だからこそ、十分に注意を払った上での小さな一歩が必要だと思っています。地域の中でつながる日常を、少しずつ一緒に探っていきましょう。

【初回に参加してくれる方々はこの人たちです】

やまなしの野菜(ぴたらファームFarm in Hands)
やまなしの植物 
Good Old Market
佐藤農園 
TAKURO bicycle coffee
Tobira
Henna Space
森口理緒 
rumbe dobby 

【概要】

第1回開催日 9月19日(土) 10:00〜15:00

その後毎月第3土曜日に開催

FUJIHIMURO

〒403-0009 山梨県富士吉田市富士見1丁目1−5

TEL:0555-73-9438

【ご来場のみなさまへ】

お買い物の際には、エコバッグ持参のご協力をお願いします。

感染症予防のために下記の事項にご協力をお願いします。

発熱、咳、くしゃみ、鼻水、だるさなどの症状がある方、体調のすぐれない方のご来場はご遠慮ください。

ご来場の際はマスクを付けてお越しください。

入場時には住所・氏名・連絡先をご記入いただき、検温を実施させていただきます。

手指の消毒にご協力をお願いします。

地域の中でつながる日常を、少しずつ。「氷室どよう市」を開催します。

MIYASHITA PARKでハタフェスポップアップショップ開催!

7月28日から渋谷にオープンする「MIYASHITA PARK」の中に入っているEQUALAND(イコーランド)というショップの中でハタフェスのポップアップやらせてもらいます。

21日・22日、プレオープンのため東京入りしました。イコーランドはファッションの信用をテーマにしたコンセプトショップで約180㎡のスペース内に作り手の顔が見える厳選されたセレクトの商品が並んでいます。

その中の一角に富士吉田市のプロモーションブースとしてハタフェスのコーナーが設けてあります。機屋さんの商品はもちろん、毎回ハタフェスに出てくれている山梨で活動中の作り手など全部で14のブランドの商品が買えますよ!

スペースの都合上、すべての商品を一辺には並べられないので期間中何度か売り場を入れ替えます。その時はまたお知らせしますので随時楽しみにしていてください。

取り扱いのブランドごとに信用タグという紹介情報をまとめてくださいました。QRコードを読み込むとブランドページにリンクします!そして、8月初旬頃からはイコーランドさんのオンラインショップでも販売してくれるみたいです。店頭とオンラインの行ったり来たりも楽しんでみてください〜。

ハタオリマチフェスティバルポップアップショップ
期間:7月28日(火)〜9月30日(水)
場所:EQUALAND SHIBUYA
東京都渋谷区神宮前6丁目20-10
RAYARD MIYASHITA PARK South 3F

【参加ブランド】
前田源商店
ALDIN
GOOD OLD MARKET
Watanabe Textile
kinari wood work
アトリエボンド
SIWA
槇田商店
HADACHU ORIMONO
rumbe dobby
Fumi Hotta
武藤
kichijitsu
IIYU TEXTILE
MIYASHITA PARKでハタフェスポップアップショップ開催!

書いて書いて書きまくれ

記事を書く機会が増えてきた。直接的なライティングの仕事ではない。関わる仕事の中の一つとして書くことがくっついてくる。

特に独立してから、自分の書く文章が好きではなかった。

くどいし、長いし、おまけに重たい。それだけの想いを込めた活動だし、なんとかして伝えたい、伝えなくちゃいけないと思っていた。怨念が深い、と冗談交じりに言われたこともある。なんて的を射た言葉だろうか(笑

そんな風になかなかできないまま気づいたら4年も経ってた。気持ちの部分を伝えられてるとは思わないけど、ありがたいことにお仕事の話はいただけている。

少し前から徐々に考え方が変わってきた。想いのすべてを伝えなくてもいいように思えてきた。そう考えられるようになってから、それまで苦しくて仕方のなかった“伝える”ことが少しずつ楽になってきた。

今日、降って湧いた書く仕事に、なんの気負いもなく着手し、さらっと書き上げることができた。とても楽しく書けた。そう、本来文章を書く行為は楽しいものなはずなんだ。

渦巻いていた怨念は少しずつ成仏していってくれるだろうか。外に向けて書くことを楽しんでいこう。

書いて書いて書きまくれ

ローカルぬるま湯問題

数年前から地方は盛り上がっている。デザイナーやフォトグラファー、編集者などクリエイティブな人材が地域に移り住み、磨いてきた手腕で地域の魅力を掘り下げて発信する流れで盛り上がりが生まれてきた。

その流れに乗り、若者たちもまた地方に可能性を求めて(もしくは地方の人たちが若い可能性を求めて)集まりだしている。とてもすばらしいと思う。

けれど、気を付けなくてはいけないのは、若者たちの才能はまだ磨かれていない原石だということだ。

才能豊かな若者たちはその能力ゆえにそこそこ仕事はこなせる。おもしろいアイデアも持っている。周りの人たちは喜ぶ。しかし、それはあくまで原石ゆえの価値の範疇だ。若さと勢い頼みの成果にいつまでも甘んじていると奥行きや繊細さのある仕事を学ぶ機会は失われていく。宝石は磨かれてこそ光る。

地方は人材が少ないがゆえに競争が行われない。だから生きやすい部分もあるけれど、都心部のような切磋琢磨がないのでぬるま湯に浸っているようなことにもなりかねない。磨かれないから本来の成長曲線よりも能力が伸び悩みがちになる。

というような相談を受けたので考えてみた。

そうなるのはなんとなくわかるけれど、結論を言えば、結局一人ひとりの仕事の取り組み方次第だろう。たとえ都心部だろうと気の抜けた仕事をこなして過ごしている人たちはたくさんいる。逆に地方でも貪欲に自分のスキルを磨いていく人たちだっている。

雑誌やメディアなどの優れた編集者は、売上や数字をあげるための当てに行く企画だけでなく、雑誌の個性や特徴、メッセージを打ち出した攻めの企画も出す。と教えてもらったことがある。

それは結局売れるもの、売れたものだけやっているとほかも真似しだし、お客さんが飽きてしまうからだ。表現で生きていく人間は常に新しい領域への挑戦が求められる。

デザインや写真・ライティングなどの仕事への取り組みもそういう意識を養うことが大切なんだろうと思う。スピードが求められる。外さないことが求められる。その隙間で今までの自分がしてこなかった新しい表現のトレーニングをどれだけ積むことができるかだ。

どこにいたってぬるま湯から抜け出すためには自分の意思で踏み出さなくちゃね。

ローカルぬるま湯問題

現実世界への復帰

5月1日〜10日の間、自宅でヴィパッサナー瞑想のセルフコースを取った。期間中は家の敷地から出ず、人との接触を避ける。PC機器にも基本は触れない。

それがどうなのか、というのはまぁいいとして、今日はそのコースが終わって現実に復帰した初日だった。

瞑想している間はやりたいことが次々に浮かんできてしまう。(自分で望んでその状況をつくっているというのに)

ということで、部屋に掃除機をかけ、洗濯ものを干し、シーツの穴が空いてたところを直したり、買おうと思いつつ、きっかけのなかった買い物を済ませたり、気になってたことを片付けていく。10日の休みの間のメールやらメッセージやらのチェックをする。止めてた仕事も前に進めなくちゃいけない。

時間の配分だけで言えば大きく遅れを取る。だけど、集中力が高まるから詰まってた仕事がすんなり進んだこともある。多少の遅れをとっても長い目で見れば 得だと思うので続けている。そんな感じの現実世界への復帰初日だった。

現実世界への復帰