産業を軸にした交流は国境を越えて。
北欧フィンランドでもっとも歴史のあるテキスタイルブランド「フィンレイソン」のテキスタイルプリントを行ってきたフィンランドの街・フォルッサ。その工場跡地をリニューアルした博物館の出張展を山梨県富士吉田市のギャラリー・FUJIHIMUROで開催します。
山梨県富士吉田市では、近年、福井県鯖江市や新潟県三条市、福岡県広川町、群馬県桐生市など同じ様に地域の課題解決に取り組む方々と地域を横断した交流を進めてきました。そういった取組を目にしたフォルッサ博物館より今回オファーをいただき、この展示が実現しました。フォルッサも都市から離れた地方に位置しながら、地場の特徴を大切にし、文化を次代につなげていくことを目指している街。今回の展示がお互いの街の文化の交流になることを願っています。
展示では、フォルッサでデザインしてプリントされたさまざまなオリジナルテキスタイルに実際に触れることを通して、テキスタイルの歴史と暮らしについて、さらには未来につづくデザインにも想いを馳せてもらえるような内容を予定しています。北欧デザインのルーツともいえるテキスタイルの数々にどうぞご注目ください。
【旅するテキスタイル ~フィンレイソンのプリントが生まれた町、フォルッサより~】
会期2022年10月1日(土)~10月30日(日)
開場時間:11:00-17:00
開館日:金・土・日・月
会場:FUJIHIMURO
(〒403-0009 山梨県富士吉田市富士見1-1-5)
主催:フォルッサ博物館 一般財団法人ふじよしだ定住促進センター
協力:フィンレイソン社 株式会社アンドフィーカ 株式会社装いの庭
後援:富士吉田市 フォルッサ市 フィンランド大使館 スカンジナビア・ニッポンササカワ財団
助成:公益財団法人 粟井英朗環境財団
併催パネル展示「フィンレイソンとフォルッサ」
フォルッサに設立したフィンレイソンのデザインアトリエ(1950年代の様子) 今でもフィンレイソンのロゴが残るフォルッサの工場跡
主催:株式会社アンドフィーカ
協力:フィンレイソン社
フォルッサ博物館
博物館横には1853年築の染色館があります。これは同エリア内の製糸館で作られた糸を染めていた建物です。この建物がプリントテキスタイルデザインセンター「クオシケスクス」になっており、工場時代にフォルッサの工場でデザイン・プリントされたプリントテキスタイルの所蔵品を保管しています。フォルッサのテキスタイル工場はフィンランド最古で最大であったため、所蔵品の量も膨大なものです。常設展ではフォルッサのテキスタイルプリント史を伝えると同時に、フィンランドのテキスタイルプリント史を伝えることにもなっています。
公式HP:https://www.forssanmuseo.fi/
公式インスタグラム:@forssanmuseo