10月の氷室どよう市

今週末10月16日(土)、2ヶ月ぶりに氷室どよう市を開催します! いろいろあたふたしており、小さめの規模になりそうですが、また“地域でつながる日常を少しずつ”始めていけたら。

FUJIHIMUROのギャラリーでは氷室友里テキスタイル展「PARK in Fujiyoshida」を開催しています。また下吉田商店街では街歩きを楽しみながらヨガレッスンやWSを受け放題の「まちぷらヨガ」が、茶房まつやでは、それに協賛する形でさまざまな催しがおこなわれるようです。毎月第3土曜は工場直営のファクトリーショップもオープン。にぎやかな週末になりそうです。

【概要】
開催日:10月16日(土)10:00〜15:00
場所:FUJIHIMURO
〒403-0009 山梨県富士吉田市富士見1丁目1-5
TEL:0555-75-9438

【ご来場のみなさまへ】
お買い物の際には、エコバッグ持参のご協力をお願いします。
感染症予防のために下記の事項にご協力をお願いします。
発熱、咳、くしゃみ、鼻水、だるさなどの症状がある方、体調のすぐれない方のご来場はご遠慮ください。
ご来場の際はマスクを付けてお越しください。
入場時には住所・氏名・連絡先をご記入いただき、検温を実施させていただきます。
手指の消毒にご協力をお願いします。

10月の氷室どよう市

氷室友里のテキスタイル展『Park in Fujiyoshida』

ちょっとこれはすごいことになりそう。

10月から始まるテキスタイルデザイナー氷室友里さんの展覧会「Park in Fujiyoshida」のキュレーションを担当しています。織物の産地で仕事をするようになってからいつかご一緒したいと思っていた氷室さん。この展示のために一年以上前から打ち合わせを重ね、富士吉田にも何度も通ってくださいました。

「やるならば新しい作品を作りたい」と言ってくださり、新作のインスタレーションをお披露目します。廃材を使った驚きのアイデアのワークショップも。

新作インスタレーション MIZUUMI
紋紙のパンチ穴の残りを使ったワークショップ

展示の紹介は下記になります。

“テキスタイルデザイナー氷室友里さんによる、布や布にまつわる素材でつくられたあそび心あふれる作品の展覧会を〈FUJIHIMURO〉で開催いたします。展示では、空間を大きな公園に見立て、この展覧会のためにつくられた初公開の新作インスタレーションをはじめ、大人も子どもも楽しめる作品の数々を展開します。ベンチに座って作品を眺めたり、身体を使って遊んだり、思い思いの時間をお過ごしいただけるテキスタイルの公園が現れます。”

you FUJIYOSHIDAリリース文より

開催によせてメッセージも投稿させていただきました。

“テキスタイルデザイナー氷室友里さんがデザインするのは、布ではありません。それを手に取った人の驚きや発見、ワクワクです。
ハサミを入れると下からモチーフが現れ、自由に布をデザインできる《SNIP SNAP》シリーズをはじめ、見る方向によって布の絵柄が変化する 《motion-textile》や、ウラとオモテの組み合わせで遊んだ《ONDO》や《BLOOM collection》など。彼女の作品は、布のことを日々研究しているからこそ生まれるアイデアを、誰もが楽しく感じられる工夫を込めて昇華しています。
今回、織物の産地・富士吉田のギャラリースペース〈FUJIHIMURO〉で国内では2年ぶりとなる個展をおこなうことになりました。展示では、この土地の技術を活かした新作と、産業の中で生まれる廃材を使った遊び場を中心に、これまでの数々の作品をご覧いただけます。テーマは「Park」。布の要素にかこまれて、訪れた人それぞれが気ままに過ごせる公園のような空間が生まれます。織物が脈々と受け継がれてきた土地ならではの展示をぜひお楽しみください。”

you FUJIYOSHIDAリリース文より

おばけの布
山梨で仕上げ加工を行っているブランケット「BLOOM collection」

産地での展示企画はどうしても固くなりがちなところがあったけれど、氷室さんの手によって誰にでも気軽に参加できるものとなりそうです。感染対策はしっかりと行って、安心安全に楽しんでもらえるように努めます。どうぞお楽しみに。

【氷室友里のテキスタイル展『Park in Fujiyoshida』】

開催日:2021年10月1日(金)〜2021年11月28日(日)
時 間:11:00~17:00
定休日:火・水・木 (※ 祝日である 11/3文化の日 11/23 勤労感謝の日は営業)
場 所:FUJIHIMURO(〒403-0009 山梨県富士吉田市富士見1-1-5)
T E L:0555-73-9438
H  P:https://you-fujiyoshida.jp
主 催:氷室友里のテキスタイル展実行委員会
企 画:株式会社HIMURO DESIGN STUDIO
協 力:一般財団法人 ふじよしだ定住促進センター
    株式会社装いの庭

※新型コロナウイルスの感染状況によりイベント内容を変更または中止とすることがあります。

氷室友里のテキスタイル展『Park in Fujiyoshida』

産地を未来に転がそう|桐生×富士吉田サンチカンマッチ!開催

8月23日更新:8月28日にふふふ桐生で予定していた「桐生×富士吉田サンチカンマッチ!」は全国的な感染症の拡大に伴い、開催を延期することといたしました。代わりにインスタライブでサンチカンマッチ!オンラインを開催します。

28日(土)20時〜ふふふ桐生のインスタグラムアカウント( @fufufu.kiryu )にてライブ配信を行います。配信では、このイベントで桐生を訪問する予定だった4つのブランドのリレートークを展開。

サンチカンマッチってどんなイベント? どんなブランドが桐生に来る予定だったの? 直接会ってお話することは叶えられませんでしたが、少しでも知ってもらうきっかけにできたらうれしいです。

コロナに負けない未来に向かって、今できることを。家で過ごしながらもみんなで産地を前に転がしましょう!

富士吉田市の繊維の協力隊・森口理緒さん、ふふふ桐生の大小さんと一緒に産地間交流イベントを一年かけて行います。キャッチコピーは「産地を未来に転がそう」。全国各地のいろいろな産地が力を合わせるきっかけになればいいな。以下、リリース文になります。

群馬県桐生市と山梨県富士吉田市は、長い歴史を持つ繊維産地です。両産地ともルーツはシルク。作っている生地も似ていて、もともとは兄弟のような産地でした。

現在はファクトリーブランドの開発やイベントを通し、それぞれが産地を盛り上げるために奮闘しています。

この度、2つの産地が手を取り合い、物販やトークショーを行う産地間交流イベントを開催します。産地が手を組みコロコロと糸を転がしたら、どんな未来にたどり着くでしょうか。

初回は富士吉田・西桂地域の4つのブランドを桐生の方々へ紹介していきます。販売とトークをきっかけに郡内織物の魅力に触れ、一緒に産地を未来に転がしましょう!

【桐生×富士吉田サンチカンマッチ!Part.1 桐生編】
開催日:2021年8月28日(土)
時 間:11:00〜18:00 20:00〜21:00
会 場:ふふふ桐生(〒376-0031 群馬県桐生市本町六丁目400-1)
    ふふふ桐生のインスタグラムアカウントでライブ配信!
出店者:羽田忠織物
    槇田商店
    MAISON SUSHI
    IIYU TEXTILE
主 催:サンチカンサロン実行委員会
企 画:森口理緒 ふふふ桐生 装いの庭
協 力:富士吉田織物協同組合 ふじよしだ定住促進センター

産地を未来に転がそう|桐生×富士吉田サンチカンマッチ!開催

ずっとつづく道を進む

当たり前に思っていて口に出してなかったけれど、「何かできないかな?」と言われたとき、もしくは何かを始めるとき、どうせやるならその後もつづくこと、その先の行動への変化のよいきっかけになることをしたいと思っている。

イベントごとはとても刹那的だ。一回限りの花火で終わる。だからこそ、やってみたかったけどやれていなかったことに取り組むきっかけ作りになればとさまざまな種を植える。すぐに芽が出るものもあれば、出ないものもある。きちんと育つものは伸びるに任せる。芽が出ないものは育て方を考え直す。なんてことをやっている。

長い目で見るので最初は無理せず、つづけていく中で回収させてもらう。基本方針としてこれがある。

けれど、世の中にはつづく前提に立つことなく良い仕事もたくさんある。集中的に力を注ぐからこそ生まれる、ハッとするほどの輝きを放つような仕事がある。長い目でみることだけが、つづくことを前提に考えることだけが正解だとは思わない。どちらが正しいかではなく、どちらの道を選ぶかの問題なんだろう。なので否定はしないけれど、ここの目線がズレていると同じ道は進めないようだ。目線を合わせるってとても大事。

ずっとつづく道を進む

にっこり笑って違う方法を試す

生きていると上手くいくこともあれば、上手くいかないこともある。そして、上手くいくことよりも上手くいかないことのほうがずっと多い。

なんで急にこんなことを書きはじめたのかといえば、最近立て続けに上手くいかない(というか自分がこうなったら、と思っていたように進まない)ことがあったから。

人に何かを提案したり、意見を聞かれる機会は多いほうだと思う。一応、自分で事業もしているので決断もする。そういうときにはだいたい一番上手くいくパターンと一番上手くいかないパターンを考えている。これは昔営業をやっていたとき身に付いた。もともとは上手くいくことしか考えない、夢見がちな人間だった。それでだいぶ人に迷惑をかけたので、最悪のパターンになっても自分の責任の範囲内に収まることだけをするように気をつけることを身に付けた。

想定しているとはいえ、上手くいかない場合はやっぱりショックだ。でも、そういうときはにっこり笑って違う方法を試すことにしている。

今回上手くいかなかったことのほとんどは大きな視座に立ったつもりで考えていたことだった。それらが上手く進まなかったということは要するに自分なりの大きな視座そのものがずれていたんだろうと思う。余計なお世話だったのかもしれない。で、あるならば、と考える。

そういうわけで、先のことを考えるのは控えて、手の届く範囲のことを見つめ直す方向に脳の軸足を移し、小さな幸せの形を探っている。

にっこり笑って違う方法を試す

8月の氷室どよう市

8月10日追記:
山梨県の新型コロナウイルス感染拡大防止への臨時特別協力要請により8月の氷室どよう市は中止とさせていただきます。9月以降の開催は感染状況を踏まえた上でお知らせさせていただきます。

毎日暑い日が続いていますね。山梨の山間地域は避暑地として利用されているので涼みにいらっしゃる方もいらっしゃいます。

8月の氷室どよう市は21日の開催です。終わりが近づく夏休みのひとときを過ごしに来てください。

【 今回出店してくださるのはこの方々です】
佐藤農園(野菜)
やまなしの野菜(Farm in Handsぴたらファーム
わっぱファーム(野菜)
cafe aima(ドリンク・タコス)
革工房 柄の絵(革小物)
GOOD OLD MARKET(雑貨)
sowers×和み菜家(カフェ・ヤマメの塩焼き)
Tobira(パン)
678Grapery(果物・古道具)
mayo菓子店-タイヨウtoツキ-(焼き菓子)
rumbe dobby(手織り小物)
TAKURO bicycle coffee(コーヒー)

【概要】
開催日:8月21日(土)10:00〜15:00 毎月第3土曜日に開催
場所:FUJIHIMURO
〒403-0009 山梨県富士吉田市富士見1丁目1-5
TEL:0555-75-9438

【ご来場のみなさまへ】
お買い物の際には、エコバッグ持参のご協力をお願いします。
感染症予防のために下記の事項にご協力をお願いします。
発熱、咳、くしゃみ、鼻水、だるさなどの症状がある方、体調のすぐれない方のご来場はご遠慮ください。
ご来場の際はマスクを付けてお越しください。
入場時には住所・氏名・連絡先をご記入いただき、検温を実施させていただきます。
手指の消毒にご協力をお願いします。

8月の氷室どよう市

多様な人の関わりが布に新しい価値を生む

8月2日(月)で槇田商店の展示が終わりました。会期中は県内外のいろいろなところで展示を知って来てくれた人、槇田商店の社員さんのご両親、息子さん、お孫さん、外注先の職人さんたち、地元の高校生、大学生など、新米パパ・ママと一緒に訪れる0才児から70代・80代まで幅広い世代の人が訪れてくれました。

地域で行う展示の意味はそこにあると思っていたので、実際に来てもらえ、その光景を見れたことは幸せでした。自分の住んでいる街でこんなに素敵なものが作られていることや、自分たちが関わっている織物がこんな風に世の中に見てもらえていることを知って、何か感じてもらえていたらさらにうれしいです。

商品やサービスの企画をしていると「誰がそれを使うのか?」という問いが浮かんできます。そのときにありがちなのが、年代や性別をおもいっきり限定してしまうこと。場合によっては、行動パターンまで決めて具体化してしまうことも。

でも、それって何か違うと思っていて、こっちの都合だけで買う人を限定してしまうことには違和感を感じます。“誰”よりも大事なのは、“どううれしいか”だと思うんですよね。喜んでもらう対象として“誰”をイメージするのはいいのですが、その場合、“誰”は限定されるのではなく、さまざまな人に拡がっていくように思います。

織物のこの先について話し合う会議の場で生まれた「多様な人の関わりが布に新しい価値を生む」が最近のテーマです。これからのものづくりは、いろいろな人に関わってもらって、コミュニケーションの中でものの価値・魅力を一緒に探っていくべきでしょう。今回の展示で若手チームと「ボードゲーム」や「傘の名刺」、ワークショップなど、槇田商店のものづくりを伝えつつ、お客さんと楽しめるアイデアを形にしたことがまさにそれでした。

槇田商店の社員全員が店頭に立ってくれたこともとてもうれしいことでした。慣れない仕事だし、人前に立つのが苦手な人もいたと思います。全員のシフトを調整することも大変だったはずです。そこをやりきって得られたものは、きっと財産になることでしょう。

展示にお越しくださったみなさま、興味を持ってくださったみなさまありがとうございました。そして、初めての試みに全力で取り組んでくれた槇田商店のみなさま、たくさんのご尽力ありがとうございました。またいつか、こういうことをやりましょう。その時を楽しみにしています。

多様な人の関わりが布に新しい価値を生む

届け、ハタオリマチに響く音|ハタオリマチフェスティバル2021開催のお知らせ

今年こそは開催できますように。

2018年の開催が大好評でありながら、以降、2年連続で天災により中止の憂き目にあっているハタオリマチフェスティバル。今年は開催の方向で進んでいます。開催のリリースはこちらからご覧ください。

ただいま大まかにコンテンツを取りまとめていますが、かなり良い感じになりそうです。規模の大きい、小さいではなく、今この時代においてのイベントの在り方を提示できる気がしています。

どうぞお楽しみに。

【ハタオリマチフェスティバル2021】
開催日:10月30日(土)・31日(日)
時 間:30日 10:00〜17:00
    31日 10:00〜16:00
    クロージングライブ 31日 17:30〜
会 場:小室浅間神社 中村会館 日本ステンレス工業富士吉田支店
    下吉田商店街空き店舗 新世界乾杯通り 中央まちかど公園ほか
https://hatafes.jp/

届け、ハタオリマチに響く音|ハタオリマチフェスティバル2021開催のお知らせ

開催レポート|7月の氷室どよう市

7月の氷室どよう市は梅雨明けの気持ちの良い天気の下で開催することができました。2ヶ月連続で雨模様でしたので、久しぶりの外開催です。

タコスやクラフトビール、とうもろこしの間引き菜など、出店風景からも感じられる夏!

夏野菜も収穫本番で色とりどりの野菜が並びました。

槇田商店のワークショップでは、描いた絵が織物になるということで、大人も子どもも一生懸命に絵を描いていました。

10組の出店とギャラリーでは槇田商店の展覧会、ワークショップと、訪れた人は思い思いに楽しんでいただけたように思います。こういう形が定期的に開催できるように、少しずつやっていくのが目標です。

次回は8月21日開催。暑くなりそうなので、気をつけてお越しください。

開催レポート|7月の氷室どよう市

絶えず努力する手がつくるうつくしさ

「うつくしいものは、いつの世でも お金やヒマとは関係がない みがかれた感覚と、まいにちの暮しへの、しっかりした眼と、そして絶えず努力する手だけが、一番うつくしいものを、いつも作り上げる」

暮しの手帖の創刊編集長・花森安治さんのこの言葉はふとした瞬間によく浮かんできます。そして、今回浮かんだときに、槇田商店のみなさんと展示をつくった時間が重なって、言葉がより深く血肉になった気がしました。

槇田商店は山梨の人口5,000人の小さな町にある、社員総勢20名ほどの会社です。地域の会社としては立派で大きな部類の会社に位置づけられていると思います。けれど、オモテに立って接する人は限られています。それよりは織機や検反、傘製造などそれぞれの持場で日々の仕事をコツコツとこなす職人が多くいらっしゃいます。打ち合わせに行っても基本的にお話する人は数人です。

地域での展示の話を持っていったとき、せっかくだから普段はオモテに立たない人にもお客さんと触れる機会を作りたいという話がありました。いつも決まった人しか出ていかないので、そうではなく、目の前のお客さんの喜ぶ姿を、自分たちがつくったものがどう見られているのかを、社員の方々にも感じてほしいということでした。何度か朝礼にお邪魔して、社員みなさんの前でこういうことをやりましょう、とお話させていただいたり、若手で集まって、展示のための企画を一緒に考えたり、去年10月から何度も足を運ばせてもらい、少しずつ社員さんと顔なじみになってきました。

槇田商店の傘はうつくしい。手に取れば多くの人がそう感じてもらえると思います。そのうつくしさはどこから来ているのでしょうか。プリントではなく、織物の生地を使っているから? 正直そのくらいに思ってしまっていた自分を恥ずかしく思います。うつくしさの理由はそれを作っている人たちのひとりひとりが、みがかれた感覚と、しっかりした眼と、絶えず努力する手を持っているからでした。

一流のブランド、デザイナー、作り手と一緒にものづくりをしている企画の人たちは、のどかな風景の中に身を置いているとは思えないくらい洗練された感覚を持っているし、細かいキズ、不良品を選り分ける眼は社員みんなが持っているんじゃないかと思います。そして、これは設営のときに明らかになったのですが、普段から手を動かしてものを作っている人たちの仕事のうつくしさです。釘を打つとか、整列して並べるとか、壁にまっすぐ棒を渡すとか、そういった仕事が完璧でした。

どれも一朝一夕で身につくようなものではないように思えました。まいにちの暮しの中でみがかれたものがこれらの仕事のうつくしさを作っています。そのうつくしさとそれを生み出す手や眼、感覚をぼくは深く尊敬します。と同時に、あこがれもしています。技術は違えど、絶え間ない努力を重ねて自分もそういうものを身につけられたらと。

絶えず努力する手がつくるうつくしさ