生きていると上手くいくこともあれば、上手くいかないこともある。そして、上手くいくことよりも上手くいかないことのほうがずっと多い。

なんで急にこんなことを書きはじめたのかといえば、最近立て続けに上手くいかない(というか自分がこうなったら、と思っていたように進まない)ことがあったから。

人に何かを提案したり、意見を聞かれる機会は多いほうだと思う。一応、自分で事業もしているので決断もする。そういうときにはだいたい一番上手くいくパターンと一番上手くいかないパターンを考えている。これは昔営業をやっていたとき身に付いた。もともとは上手くいくことしか考えない、夢見がちな人間だった。それでだいぶ人に迷惑をかけたので、最悪のパターンになっても自分の責任の範囲内に収まることだけをするように気をつけることを身に付けた。

想定しているとはいえ、上手くいかない場合はやっぱりショックだ。でも、そういうときはにっこり笑って違う方法を試すことにしている。

今回上手くいかなかったことのほとんどは大きな視座に立ったつもりで考えていたことだった。それらが上手く進まなかったということは要するに自分なりの大きな視座そのものがずれていたんだろうと思う。余計なお世話だったのかもしれない。で、あるならば、と考える。

そういうわけで、先のことを考えるのは控えて、手の届く範囲のことを見つめ直す方向に脳の軸足を移し、小さな幸せの形を探っている。