セルフレジのギャラリー兼ショップという形

商いのもっとも基本的な形は「モノを仕入れて(あるいは作って)売る」ことだと思っている。働き方が多様化し、それに伴って仕事も多様化して、何で飯を食うのかの選択肢は無限に近いくらい幅広くなってきた。企画とかプロデュース業みたいなところでご飯を食べさせてもらっている立場でいうのもなんだけれど、それでもできるかぎり複雑なことはせず、基本に近いところにいたいなぁという気持ちがあり、自分にできそうな物販の形を探したりもする。

今日、セルフレジのギャラリー兼ショップという形をふと思いついた。

イベントの企画をやっていることもあってか、場所の活用方法の相談を受けたことが何度かある。自分でお店をやるとしたら? ということを考えたことも何度もある。だいたいネックになるのは売上と販売スタッフの人件費の不均衡だ。特にギャラリー兼ショップという業態の場合、売上だけでスタッフの人件費と家賃をまかなうのはなかなか厳しい。そして経営する側はスタッフに他の仕事と兼用をさせることになる。そんなとき、集中力を削がれる大きな要因のひとつがレジ業務だ。これを自動化するのはありなんじゃないかと思った。

調べてみたところ、コンビニやスーパーではレジ自動化の流れが進んでいるようだ。自動販売機や駅の自動改札も先例だろう。こういうのはたくさんの人を効率的に捌くための仕組みで設備にかけるお金も大きいが、今はタブレット端末やモバイル決済の端末が進化してコストがかからなくなってきた。売上から手数料は引かれるけど、固定の人件費に比べれば微々たるものだろう。

まだ妄想の段階でしかないのでうまくいくかはわからないが、それでも試してみたい。

セルフレジのギャラリー兼ショップという形