富士急行線「富士山駅」の駅ビル・Qスタ内にある地域の織物工場のファクトリーブランドが集まったお店「ヤマナシハタオリトラベル mill shop」。黒板当番(@kokuban_toban)は、そのお店の案内看板を描き続けています。
当初は普通の案内用看板だったものが描き手の気持ちが入りすぎて、いつしか完全な表現の場に。どんどんクオリティが高くなって、著名な黒板アーティストChalkboyさんに見出され、この度、2018年12月21日〜23日に3331 Arts Chiyodaで開催するHAND-WRITTEN SHOWCASE 2に参加することになりました。
出店を機に「何かお客さまに手にとってもらえるものをつくりたい」とご相談をいただき、富士吉田織物協同組合が発行元となりZineと12種類のポストカードを発売することになりました!
光栄なことに制作を装いの庭で担当させていただきました。カラーと点描で描かれる黒板アートは、本当にチョークで描かれているのかと目を疑うほど緻密で写実的。添えられる文章もまた最高で個人的にも大ファンです。制作が楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。その商品をご紹介します!
黒板当番連載シリーズ「トコトコとスペースシャットルの宇宙のハタオリトラベル」
案内看板上で突如はじまった謎のSFファンタジー。黒板当番がインスタグラムアカウントを作る前の連載のため、ヤマナシハタオリトラベルのFacebookページをさかのぼってしかみることができませんでした。その幻の連載がZineとして書籍化されます!
これは、ヤマナシの織物工場で使われていたシャットルが、宇宙を旅するお話です。スペースシャットルが、なぜ宇宙を旅するようになったのかは分かりません。あるとき、スペースシャットルは土星の衛星エンケラドスの氷の下の海にすむ小さな生き物たち、トコトコ族に出会いました。そして、スペースシャットルとトコトコたちのお話が始まります。ーーーー本文より
スペースシャットルの語源はハタオリのシャットルから来ているというところから飛躍した一大叙事詩(笑)をぜひご一読ください。
「トコトコとスペースシャットルの宇宙のハタオリトラベル」
定価:1,000円+税
イラスト・ストーリー:黒板当番(ヤマナシハタオリトラベル mill shop)
英文校正:ucou,Riyo Namigata
デザイン:山本洋介(MOUNTAIN BOOK DESIGN)
編集:藤枝大裕(装いの庭)
黒板当番ポストカード 全12種
過去のアーカイブから厳選した12種類を定形郵便サイズのポストカードにしました。季節のお便りにはもちろん、部屋にアートピースとして飾ってもすてきです。
タイトル一覧
- 湖上の雪[僕と彼女の黒板ストーリー#2] Snowfall on the Lake Kawaguchiko
- 秋の富士山 Autumn Mt.Fuji
- 色糸のコーン Colorful yarns
- カーブミラー Mt.Fuji in the convex traffic mirror
- 雨上がりの夜空に The Moon on the rainy street
- あなたに楽しいクリスマスを Have yourself a merry little Christmas
- オオカミ Wolf
- ホッキョクグマ Polar bear -enjoy winter-
- プレアデス星団の瓶詰め The bottled Pleiades
- ハタオリ歓楽街[僕と彼女の黒板ストーリー#7] Night of the Textile
- Amusement Center
- ブラックボード・ジャズ Blackboard Jazz
- アンダーカレント・プレシオサウルス Undercurrent Plesiosaur
「黒板当番ポストカードシリーズ」
定価:160円+税
イラスト・ストーリー:黒板当番(ヤマナシハタオリトラベル mill shop)
デザイン:杉原悠太(SEEDER INC.)
編集:藤枝大裕(装いの庭)
これらの商品は今週末21日〜開催される「HAND-WRITTEN SHOWCASE 2」で先行販売するほか、22日(土)に富士吉田市で開催する「ハタオリマチのクリスマス」と「スカイランタンフェスティバル」の出店ブースで販売します。今後は、「ヤマナシハタオリトラベル mill shop」、「ハタオリマチ案内所」で常設販売いたします。取り扱ってくれる店舗も大募集中です!
問い合わせ先:
富士吉田織物協同組合
〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田2-5-1
mail:info@yamanashi-tex.jp