「タグ折らないようにね」

こっそりとオンラインショップの準備を進めています。どういうショップで何を思って始めるのか、というのは、もう少し準備が進んでから改めて書きますが、心境の変化をとても感じたのがスタッフに対して自然と言っていた上のセリフ。

商品の撮影をしたりするときにすごく扱いに気を使うようになりました。タグを折らないようにめちゃくちゃ気にするんです。

恥を忍んでいうと、ものを丁寧に扱うのがかなり苦手な人間です。 (こう書いてしまうと多方面からお叱りを受けそうな気が、、) 実際幾度となく反省し、その度に気持ちを引き締め直してきました。けれど、なかなか治らない悪癖で。でも、今回はちょっと違う感じ。

この心境の変化の理由はいろいろあると思うのだけれど、ひとつ大きなものを挙げるとするなら、商品を「買取」で仕入れたことかもしれません。

自分で腹を括ってものを買うとこんなに心持ちが変わるのかと、恥ずかしながら初めて体験しています。付き合いのある作り手さんたちはいつも自腹で材料を仕入れて、時間をかけて作品をつくっている。買うことでようやく同じ目線で見れている気がします。

頼まれごとについつい応えてしまいがちで、リスクの取れない委託の案件が多いのですが、自分の腹で勝負するプロジェクトってとても大事ですね。

もう一つ悪い癖であるのが、最後まで仕事をやり切れないところ。この癖も今回ばかりは乗り越えられる、いや乗り越えないとまずい。今が克服のチャンスと覚悟を決めてがんばるつもりです。

「タグ折らないようにね」