繊維業界の小山薫堂さんを目指す

先日、たまたま行ったいつもと違う銭湯で一冊の雑誌に出会いました。

「レモン」と書かれ、青い背景に黄色のレモンが目を引くその雑誌は湯上がりで緩めた頭にも注意を引くくらいに魅力的なものでした。デザイン、言葉、特集の切り口、どれも斬新。マザーフードマガジンというシリーズです。有名なのかもしれないけれど、今まで知りませんでした。

編集は誰なんだろう、と見てみたら小山薫堂さん。恥ずかしながら存じ上げなかった。調べてみたら料理の鉄人を手掛けた放送作家でくまモンの生みの親、おくりびとの監督だということです。どれもきちんと見たことはないけれど(おいおい)名前くらいは知っているほど有名な作品です。

小山さんのことがすごく気になったのでさらにネットで検索してお仕事を知ったり、インタビューを読んだりしました。N35の本人の紹介欄にこう書かれています。『企画を考えるときに自分に問いかけるのはこの3つ。 「それは新しいか?」「それは誰を幸せにするか?」「それは自分にとって楽しいか?」』まさしくこれを自分も常に問いかけています。ぼやけていた目標がくっきりとした姿でそこに浮かんだ気がしました。探していたのはこれだったんだと。

だからぼくは、繊維業界の小山薫堂さんを目指すことをここに宣言します。ものづくりの業界の中に「企画を立てる人」という仕事を打ち立てることを自分の使命とすることに決めました。

ひとまず、「繊維の鉄人」と「ニューテキスタイルパラダイス」というYou Tube番組をつくり、「くくりびと」という映画を撮りたい。おりもん、そめもん、あみもんというキャラクターをつくりたい。閉ざされがちなこの業界を明るく楽しくしていきましょう。

繊維業界の小山薫堂さんを目指す