テレワークやリモート会議が当たり前のようになってきた世の中だけれど、直接会うからこそ生まれるもの、伝わるものは、やっぱりある。

先日、「いろんな手」の打ち合わせで久しぶりにtapiiriを訪ねた。

tapiiriは有泉紗矢佳さんが営む手仕事雑貨のお店。自宅の庭の片隅に小屋を建て、小さな規模でやっている。暮らしぶりがとてもすてきで、郊外の住宅地でひっそりと、でもしっかりと自分たちの“らしさ”を持って暮らしているのが伝わってくる。

ご主人はかご編み作家・Basket Moonの有泉真治さん。もともとは企業に務めていたそうだが、数年前に一念発起して、この道を選んだ。すごい覚悟だ。

うれしかったのは、二人がこの「いろんな手」のことを終始、ワクワクするね、楽しみだね、とおおいに期待を膨らませてくれていたことだ。

それはこちらが思っていた以上のことだった。自分たちのある意味勝手な思いつきに、そこまで期待を寄せてくれるなんて。関わってくれる二人の姿に心が温かくなった。

そのときに思ったんだ。お金や規模の成功以上に、この時間、この温度こそ見失ってはいけないことだって。

ぼくにとって「いろんな手」はそれを見失わないための北極星のような取組になるんだろう。